35歳無職6年、24歳彼女と同棲してます

ブログ名にある通りですが、楽しいことつらいことあります。たくましく生きていきます。千葉県松戸市在住。

貫井徳郎 壁の男 が良かった

私は本を読んだら、割とすぐに内容を忘れてしまう方なのですが、これから紹介する本は読んでから半年以上経っているにもかかわらず、いい作品だったなあと思い出すことが多いためにちょっと紹介します。

 

壁の男
壁の男
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貫井 徳郎
文藝春秋
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貫井徳郎 壁の男 感想

何とも絵が描きたくなる作品である。

栃木県のある地域の多くの家壁に小学生以下の画力の絵を描き、しかし見るものの心を動かし、次々とその範囲は広がる。果てにはその町が下手な絵だらけの町として観光地になる。

その絵を描いている伊刈という男がどういう人生を歩んできたのかということが中心で話は進む。

 

あらすじなどは他のサイトを見て頂くとして、とにかく読んでいる間中ずっと絵が描きたいという欲求に動かされていた。

ちなみに私は伊刈と同じく絵が下手である。中学生の時は美術の成績が2であった。

たまに暇で絵を描こうと思う時があるが、何を描けばいいのかわからない、というほど絵を描くということに対し非常に距離がある。

しかし、この本を読んでからは楽しい気持ちで絵が描けるのではないか?感じるままに絵を描いてみようと思える力がこの本にはある。

 

最後でこれが伊刈の絵の原点と思われる描写が出てくるが、悲しみの中にも温かさがあり十分な余韻を感じさせる。

 

ということで早速絵を描いてみた。


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貫井徳郎氏の文章を私は非常に気に入っている。何気ないことを描いていながら絶対に今後悪いことが起こるんだろうな・・・と予感させる文章力を持っている。

現実では避けたいが、小説の中ではそういう暗い話が好きである。

ちなみに貫井徳郎氏の本は全部読破しており、大ファンである。

 


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